2006年09月18日

新宿梁山泊「YEBI大王」

新宿FACEにつくられた劇場は仕掛けが面白く、座席と同じくらいの舞台ではないかと思うくらい演じる場所が広かった。

【ものがたり】
遠い古代のアジア、ある王国の王/エビは世継ぎの王子に恵まれない事で、神を呪い、最後に産まれた7番目の王女を川に捨ててしまう。自らの血脈の存続の為に固執するあまり、国政を顧みず、娘たちは権力争いの果て国は分断され、民は戦と疫病で死んでいく・・・。捨てられた王女は自らの素性を知らずに成長したが。運命のいたずらで、父親であるエビの子供を産む為に後宮へと送られるが・・・。 現世と来世を行き来する死神たち、神に死期を忘れられた為、永遠に生きる老人、人生の本来の価値を見出せず悲劇を招く王、その中で、未来に託した希望とは・・・。
  アジア版リア王ともいうべき叙事詩を、神話と歴史の境のない古代アジアの自由な感性で表現した作品。
             ・・・・梁山泊HPより引用

黒沼弘己さん演じるYEBI大王は威厳があり、そしてむなしさも兼ね備え、最後に死に行くシーンは涙をそそられた。

珍しい韓国の楽器を演奏しながらラップありの芝居はとてもテンポよく、3時間の公演もあっという間に感じられた。
スクリーンに映し出される画面もCGを駆使したシーンもあってかなり凝った場面もあったりして見ごたえ十分。

なんといってもコビヤマさん 最高でした。(∂。∂)/
本当にマルチなかたですね。
途中、麻原祥晃を思わせる容貌には思わず笑いが出てしまった。
おばあさん役の梶村さん、シンセから三味線まで演奏なさりながら演技する三浦伸子さん、こないだの 風のほこりとはまったく違う役柄でまたまたマルチな演技が光っていた。

もう一度見たいと思える芝居であった。
posted by maturika at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇鑑賞
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